2023年度 保護者会総会、全体会、70周年記念講話、HR会

 5月26日に保護者会総会、全体会、70周年記念講話とHR会を行いました。
 保護者会総会は、役員の進行で活動の報告等を行いました。今年度は報告だけでなく、進行役である3年生の保護者一人ひとりが、どんな想いで役員として学校に関わっているのかを伝える時間があり、とても温かい気持ちになりました。特に青島さんの会長挨拶では、お子さんを見てきての保護者の心の揺れや、入学してからのお子さんの変化やそこに対する想い、その中で順調な時ばかりではなかったことなどお話してくださいました。参加していた多くの方の心に響くあいさつでした。
 全体会では学校長より、学校の様子をスライドショーと作文とで伝えていきました。スライドショーでは、入学式の緊張感の漂う表情、行事の中で笑顔で活動する様子、日常の微笑ましい関わり、真剣に授業に向き合う姿など、全校生徒の様子が次々と映し出されました。この2ヶ月の変化を感じるとともに、きらきら輝く三年生の姿から、一・二年生が成長していく未来も見えたように感じました。
 理事長の70周年記念講話は、第一弾として『思春期の子どもたち 〜頑張れ前頭前野くん!・私を探して〜』をテーマに行われました。本校に通ってきている生徒も、まさに思春期を生きている年代です。日々楽しそうに過ごしているように見える生徒たちですが、講話の中で『思春期は子どもでも大人でもない中途半端な時期、「生きにくい時期」』とあり、はっとさせられました。思ってもないことを言ってしまったり、気持ちを上手く言葉にできなかったり、わかってほしいのに知られたくない複雑な感情があったり・・・。心も身体も、脳の構造までも変化するこの時期は、子どもたちの悩みや想い、葛藤が様々な形で表にあらわれてきます。朝起きられなかったり、お腹が痛くなってしまったり、本当に熱が出てしまったりと身体に出てくるケースもあると聞き、腑に落ちた方も多かったかと思います。あっと言う間の1時間で、子どもの成長を支えていく上での学びや気づきがたくさんありました。講話の結びに、『子どもの歩んでいる道はみんな(大人)の歩んできた道である、だから大丈夫』『どんなあなたも大切なあなた』などといった、温かくも力強い言葉がありました。思春期の生徒たちをいちばん近くで見守り、一緒に悩んだりしながら添っている保護者の心もまた、受けとめられたのではないかと思います。素敵な時間を多くの保護者の方々と共有できる、とても良い時間でした。
 次回の講話は、『いじめとは何か 〜隣る人・受けとめてとしての私〜』をテーマに、6月23日に行われます。また、交流会も同日に開催しいます。ぜひ多くの方に聞いていただき、学びや想いを共有できたら嬉しいです。

















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