紫陽花句会が行われました

 初夏のさわやかな天気の中、紫陽花句会が行われました。
全体会では、言葉と向き合う姿勢や言葉の豊かさについてなどをお話しました。同じものごとを見ていても、人によって感じ方が違い、生まれてくる言葉が変わってくること。どんな言葉で表すかで心持ちや伝わり方が変化していくこと。様々な方の言の葉を紹介しながら、最後にこの場所を、私たちが生きる世界を、よりよいものにしていきたいと想いを伝えていきました。自分自身を、周りの人を、幸せにする言葉であふれるように。やさしくてあたたかい思いやりに満ちた言葉、弱さを抱きしめてくれるような言葉、生きる希望に満ちた言葉。—— 生徒たちには幸せを生む言葉を豊かに育てて欲しいと思います。
また「不易流行」や「余白」についてなど、様々な言葉の紹介も行い、生徒たちの感想からも創作のヒントがたくさん得られたことが伝わってきました。ひとつの物事に対して様々な表し方がある日本語の豊かさを全校で共有する時間を過ごすことが出来ました。
 また創作の時間では、それぞれの場所で真剣に、かつ楽しんで詠んでいる姿がとても素敵でした。悩んでいた生徒も少し話すと「できそうです〜!」「そうか、そんなふうに作ればいいんだ〜」と嬉しそうに鉛筆を走らせていました。言葉と心と、目の前の景色と向き合って良い時間を過ごしていた様子が見られ、言葉を通して生徒と心をふれあわせるとても気持ち良くすがすがしい時間を過ごすことができました。込めた想いを聞かせてもらうと、短い17音にその子その子の心が詰まっていて愛おしく感じました。
 生徒たちからは、色々考えたり調べていたので創作の時間が足りなかった、という嬉しい感想も聞くことができました。うまく五七五が編めなくても、言葉を通じて自分自身と向き合う時間を過ごせたのなら、まずは喜ばしい限りです。時にはこうして立ち止まって自然に触れながら教養を深める時間も大事にしたいと思いました。

一人ひとり、それぞれの色を宿した生きた言葉がたくさん生まれて、島実が今日も、これからも幸っていくことを願っています。

























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