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受験生のみなさんへ

ことのは

 

卒業生保護者からのメッセージ

2013年度 卒業生保護者 増井和子さん

こんにちは。
私の子供は島実で3年間お世話になりました。小学校3年生の頃から不登校になり、中学校もほとんど出席できませんでした。
不登校の時は、このままだとどうなるんだろうか。高校生になれるんだろうか。進学しても通えるんだろうか。ちゃんと社会人になれるんだろうか。と、先のことばかり気にして、今を見ないで、きちんと今を大事にしていなかったです。親だからと子供の将来を決めつけるような考え方ばかりしていました。
なんとかしたい一心で、アドバイスに耳を傾けたり、良い方法と思われる事を試したりしました。その通りできれば良かったんでしょうけど、でも、「出来ないものは出来ない」のです。「無理なものは無理」なんです。言葉にあらわしにくいですけど、私の心の中でそれはがんばればがんばるほど苦しかったです。どうしたら良いかわからない悩みと、葛藤がいっぱいでした。だから良かれと思っていた私の言葉は子供にとって「出来ないものは出来ない」「無理なものは無理」だったんです。私自身苦しいと思っていたことを、私が子供に押しつけていたんです。そんな毎日を一緒に過ごしていても、気持ちが休まらず、笑顔になれなかったです。安心できるはずの我が家が、お互いに疲れる場所になっていました。

島実に入学して、先生方のあたたかさと優しさにふれて、子供だけではなく、私もいろいろな事を教わりました。先が見えず行き詰った時、辛抱強く一緒に子供の成長を見守ってもらえること、そっと気持ちに寄り添ってもらえること、こんなにもほっとするんだと思いました。
島実は子供の想いを一緒にふくらましてくれる存在です。自分の言葉を伝えるのに勇気がいたり、自信がないからとあきらめそうになっても、安心感を与えてくれる存在です。島実での一日一日の関わりのおかげで、少しずつ少しずつ子供に笑顔がふえて、友達もできて、自分らしく変わっていきました。決してバリバリと何でもできるわけではないですが、できない事、苦手な事もあるけれど、それも自分。だけど自分の良さも知っている、素直な顔をしていました。私も一緒に嬉しくなりました。苦しい時には気付かなかった事も、この3年間を過ごして気付く様になった部分もあります。
子供は現在大学4年生です。ゆっくりですが、自分のやりたい事を探しているんだろうなと思っています。

島実には生きることがおもしろくてたまらないと言う先生がいます。今を楽しむために全力を出し切る先生方がいます。
先生達の楽しむ姿につられて、子供達の楽しみたい気持ちが自然とあふれているんです。

中学生の皆さん、保護者のみなさん
島実の先生はそのままの皆さんと会える事を楽しみにしています。そして一緒に楽しむために待っています。ぜひ島実に遊びに行ってみて下さいね。

 

すまいる

3年 甲賀 寿希

早いもので、この学校に入って3年目になりました。今の私を中学生の頃の私が見たらどう思うでしょうか。びっくりするでしょうか。喜んでくれるでしょうか。もしかしたら、嘘だと思って信じてくれないかもしれません。そのくらい、私はこの学校に入って変わることができました。

中学3年生の頃、正直進路なんてどうでもよかったです。とりあえず、進学しなければ将来大変だなと思っていました。でも、できれば、もう学校には行きたくないとも思っていました。そんなモヤモヤした気持ちを抱えたまま、いろいろな学校を見て回り、この学校の説明会へ来ました。学校説明会での映像で、スクリーンに映る先輩たちの笑顔を見て、心のモヤモヤが晴れたような気がしました。この学校でなら変われるかもしれないと思いました。きっかけは単純でなんとなくです。だけれど、それだけで私を大きく動かしてくれました。前は全部が嫌で仕方がなかったけれど、今は少しずつ好きになれてきました。辛くて、苦しくて、逃げてしまったあのときも、いっそのこと本当に消えてしまおうかと思ったあのときも、全部無駄じゃなかったです。あの頃、諦めなくてよかったです。ここまで来るのに、たくさん遠回りをして、たくさん悩んで、立ち止まったけれど、歩き続けてよかったです。私は、ここにいられて幸せです。

学校がこんなに楽しいところだと知りませんでした。誰かと笑い合うこの日々が、こんなにも楽しくて、幸せなことだと知りませんでした。先生が、友達が、後輩が、みんなが大好きです。笑顔あふれるこの島実が、大好きです。

 

3年 池ヶ谷 祐介

笑顔というものは、無意識に、自然に出せるものだと、ぼくは思っています。人の面白い話を聞いたときや、面白い画像が不意に目に入ったときなど、様々な場面で笑える機会があります。

ぼくがこう思えるようになったのは、この島実に入ってからです。ぼくはそれまで、笑顔になる意味も理由も分からず、無意識で自然に笑っていられたのは、数少ない友だちと関わるときだけでした。中学校では、ぼく以外はよく笑っていました。しかし、その笑顔には、「ニコニコ」ではなく、「ニタニタ」という表現が合っていました。ぼくは、その「ニタニタ」な笑顔が目に入るのがとても不愉快でした。ぼくの友だちが目の前で派手に転んでしまった時にも、周りは心配もせず、手を差し伸べることもせず、ただその友だちに指を差して「ニタニタ」笑っていました。それを見たぼくは、笑顔を心底嫌うようになり、人を信用することもできなくなってしまいました。

ぼくが島実に入学してからも、その笑顔嫌いと人嫌いはまだ続いていました。入学当時、パンフレットの情報をあまり信用していなかったぼくは、信じたら絶対裏切られる、と警戒していました。しかし、実際に通ってみると、今までの考えが馬鹿馬鹿しく思えてきました。裏切るような人なんていませんし、先生や生徒の笑顔は、「ニタニタ」ではなく、「ニコニコ」も超えて、「キラキラ」していました。また、初めて会ったばかりの同級生に親しげに話しかけられたときは驚きましたが、ここでならちゃんとした学校生活を過ごせそう、がんばれそうだと、前向きな考え方が出来るようになりました。会話自体はぎこちないことが多くありましたが、それでも、話しかけて、普通に関わろうとしてくれる人がいるということが嬉しかったです。最初は裏切られると思っていましたが、良い意味で裏切られました。

ぼくは、島実に入ってしばらくしてから、笑顔を不愉快に感じることがほとんど無くなりました。大嫌いだった笑顔が、同級生や先生方、そして、卒業していった先輩方の「キラキラ」した笑顔を見ているうちに、だんだん好きになってきました。人の面白い話を聞いたときや、面白い画像が不意に目に入ったときなど、ちょっとしたことですぐに笑えるようになりました。

ぼくがもしも島実を知らないままでいたら、きっと今でも笑顔を嫌い、人を信じないということになっていたと思います。また、こんな作文も書いていないと思います。ぼくが笑顔を嫌わなくなり、人を信用していいと思えるようになったのは島実があったからです。島実と出会えて、本当に良かったです。